ふぁぁぁ~……
今日は随分と眠そうだね
いや、眠くないのに今日はあくびが止まらないんだよね…
会議中とか地獄だった…
仕事中、友達と話してるとき、果ては会議中でも止まらない「あくび」。
これってただの眠気なのでしょうか? もしかすると、体からの危険サインかもしれません。
今回は、そんな気になる「あくび」の謎に迫りつつ、止めるための方法や注意点を解説します!
そもそも「あくび」が出る理由は未解明!?
「あくび(欠伸)」とは、無意識のうちに深く息を吸い込む現象です。
大きく口を開けて、息を吸い込むと同時に、脳や体がリフレッシュされると言われています。
しかし、科学的には「なぜあくびが出るのか」はまだ完全に解明されていません。
いくつかの説があるので紹介しますね
- 酸素不足説: 体が「酸素足りないよー!」と信号を出して、深呼吸の代わりにあくびを促すというもの。
- 体温調節説: 脳が熱くなりすぎたとき、冷却装置としてあくびを使う説。
- 眠気スイッチ説: 眠たいときや退屈なときに出る、体の「休もうサイン」。
どれももっともらしいけど、真実はまだ謎に包まれているんです。
蛇足)「あくび」はうつる!?
相手があくびをすると、自分もなぜかあくびが出る。
こんな経験ないでしょうか?
あくびが出る原因として、「社会的な側面」もあるのではないか、と考えています。
あくびが伝染することで、「共感性」や「社会的つながり」といったコミュニケーションに繋がると考えられているんですね。
ちなみに、ある研究では、イヌや霊長類にも人間のあくびがうつると言われています。面白いですね。
「あくび」と「生あくび」の違いは?
「あくび」と「生あくび」どちらも一般的に使われる言葉ですが、実は似て非なるもの。
- 普通のあくび: 眠気や酸素不足で自然に出る、健康的な現象。
- 生あくび: 特に眠くもないのに、やたらとあくびが出る状態。
「生あくび」が頻繁に出る場合、疲労やストレス、場合によっては病気のサインかもしれません。
次で紹介する「病気が疑われる欠伸」をチェックしてみてくださいね!
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「健康な欠伸」と「病気が疑われる欠伸」
あくびは健康状態でも出るものです。
ただし、あくびの種類によっては病気が原因の可能性もあります。
健康な欠伸
- 眠いとき、退屈なときに自然と出る
- ストレッチや深呼吸のようにリフレッシュ感がある
病気が疑われる欠伸
- 頻度が異常に多い
- 頭痛、吐き気、倦怠感を伴う
- 特定の時間帯に集中して出る
このような欠伸は、「心臓や脳の血流不足」「神経疾患」「睡眠障害」などが原因の可能性があります。
あまりにも「あくびが止まらない」「身体が不調」なときには、病院へ相談しましょう。
あくびは1日に何回出ると危険?
実は、あくびの回数に関して、1日に何回以上出ると危険というような明確な基準は一般的に設定されていません。
あくびの頻度は個人差が大きく、また状況によっても変わるため、単純に回数だけで危険性を判断することはできないんですね。
ただ、以下のような状況では注意が必要です
- 普段より明らかにあくびが増加した場合
特に高齢者の場合、突然あくびの頻度が増えると脳梗塞などの前兆である可能性があります。
- 生活に支障をきたす場合
あくびが頻繁に出て、日常生活や仕事に支障をきたすようであれば問題です。
眠気や動機、ふらつきなどがある場合も病院へ行きましょう。
- 睡眠が十分なのに頻繁にあくびが出る場合
十分な睡眠を取っているにもかかわらず、頻繁にあくびが出る場合は、睡眠障害や他の健康問題の可能性があります。
重要なのは、あくびの回数そのものよりも、あくびの性質や関連する症状、生活への影響を総合的に判断することです。
気になる症状がある場合は、医療専門家に相談することをお勧めします。
あくびが止まらない理由
「あくびが止まらない」そんな経験、皆さんにもあると思います。
あくびが止まらないとき、体はこんなサインを送っているかもしれません。
- ストレス過多: 自律神経の乱れ
- 睡眠不足: 睡眠の質が低く、体がエネルギー不足を感じてあくびを促す
- 酸素不足: 深い呼吸をする機会が減り、脳が「もっと酸素ちょうだい!」と叫ぶ
いずれにせよ、あくびが出続ける場合は、体から何らかのメッセージが出されていると思って良いです。
生活習慣や睡眠環境を再度見直しましょう。
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あくびを止める方法
人との会話中、仕事中、そんな場であくびが出まくっていたら悪印象を与えてしまいます。
「どうにかして止めたい!」そんなときは、以下の方法を試してみましょう。
私の場合、「深呼吸」「ストレッチ」を試してみたら、一気にあくびが改善したよ!
特にデスクワークや勉強中は、体を丸めて下を向きがち。
体を伸ばしてリフレッシュしましょう。
あくびを止めるためにやってはいけないこと
ここまで「あくびを止める方法」を紹介しましたが、逆にあくびをとめるためにやってはいけないこともあります。
- カフェインの取り過ぎ: 覚醒作用はありますが、取りすぎると睡眠リズムが崩れます
- 無理に我慢する: あくびを抑えると、体に余計な負担がかかることも
- スマホやPCを触り続ける: 目が疲れて、逆にあくびを誘発します
特に、サラリーマンや受験生は、コーヒーやエナジードリンクでどうにか乗り切ろうとする傾向があります。
そもそも「あくび」は体からのサインということを意識し、無理せずしっかり体と脳に休息を与えましょう。
あくびが長く続き、頭痛や吐き気があるときは?
「ただのあくび」そんな風に放置して、実は重大な病気が隠れているケースもあります。
< 今すぐ受診 >
- 吐き気
- 麻痺
- しびれ
- 呂律が回らない
この場合は、脳梗塞が疑われます。
すぐに救急車で脳神経内科や脳神経外科のある病院へ行きましょう。
その他にも、
なども考えられます。
体調に不安がある際は、無理せず専門家に相談して、しっかり検査を受けてくださいね。
受診先
受診先は、症状の程度や併発する症状によって異なります。
- 症状があくびだけの場合
まずは内科を受診することをお勧めします。内科医は全身の状態を診ることができ、必要に応じて専門医を紹介してくれます。
- めまいや耳鳴りなどの症状を伴う場合
耳鼻咽喉科の受診をオススメ。
- 日中の眠気が強く、あくびが止まらない場合
睡眠障害の可能性があるため、内科や睡眠専門医の受診を検討しましょう。
- 目の粘膜や爪が白い、元気がない、息切れするなどの症状がある場合
貧血の可能性があります。内科での検査を受けることをお勧めします。
(女性は婦人科でもOK)
まとめ
「あくび」は、単なる眠気や退屈のサインだけではなく、体からのSOSかもしれません。
頻繁に出る場合や気になる症状があるときは、しっかり対策を取りつつ、必要なら医療機関に相談してください。
まずは、今日から深呼吸やストレッチを取り入れて、健康的な毎日を目指しましょう!
あなたの体、あくびだけじゃなくて全体的にいたわってあげてくださいね。
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