どうも、タビジウニです!✹
今回は、自分の障がいを企業に伝えて就職活動を行うメリット・デメリットをご紹介します。
「オープン就労」と「クローズ就労」ってどっちがいいの?という疑問を解決できますよ!
障害者雇用の「オープン」「クローズ」とは?
まず、「オープン就労」と「クローズ就労」の違いを解説します。
オープン就労とは
オープン就労とは、企業側に「障がいのことを伝えて就職すること」です。
ほとんどの場合、いわゆる「障害者雇用」のことを指します。
そのため、応募の前提として「障害者手帳をお持ちの方」としている企業がほとんどです。
手帳をお持ちでない方は、事前に企業へ確認をしましょう!
「手帳取得予定」の人も対象になったりするよ!
クローズ就労とは
クローズ就労とは、企業側に「障がいのことを伝えずに就職すること」です。
基本的には、健常者と同じ一般採用枠で就活・転職を行います。
クローズ就労では、
- 障害者手帳を持っているが健常者と同様の環境で働いていきたい方
- 障害の配慮をされるレベルではない、グレーゾーンの方
- 障害者手帳をお持ちでない方
などが働いています。
基本的には、身体障がいよりも、発達障害&知的障害の方の方がクローズ就労はしやすいと言われています。
オープン就労のメリット・デメリット
メリット
「オープン就労」には、以下のようなメリットがあります。
- 職場における合理的配慮(設備や業務内容の調整など)が受けやすい
- 障がいを隠す必要がなく、周りに困りごとを相談しやすい
- 障がい特性を基に業務を考えてもらえるため、得意な分野で力を発揮しやすい
- 適切な配慮のもとで働くことができ、継続して就労しやすい
オープン就労では、企業から合理的に配慮してもらって働ける!
障害による悩みを隠しながら、1人で抱え込んで仕事をしていくことは大変です。
オープン就労の強みは、周りに相談できる環境で、長く健康に働けることです。
デメリット
逆に、「オープン就労」には以下のようなデメリットがあります。
- 職場で過剰な障がい者扱い(特別視)を受ける可能性がある
- 「障がい者雇用枠」なので、一般採用の求人と比較すると、求人件数が少ない
- 昇進やキャリアアップの機会が制限される可能性がある
障がい者採用の求人は一般事務が多く、営業職や開発職、体力勝負な職種の求人は少ない傾向にあります。
ただし、近年では「障がいは個性」という考え方も広がっており、障害者採用であっても、健常者と同様の業務を付与する企業も増えてきています。
ですので、「最初からやりがい重視だから障害者採用は嫌だ」と選択肢を狭める必要はありません。
選択肢から消す前に、説明会などで企業のスタンスを確認しましょう!
クローズ就労のメリット・デメリット
メリット
クローズ就労のメリットは、
- 障がい者として特別扱いされず、健常者と同じように働ける
- 一般採用になるので、求人数が多い(自分の希望する企業を選べる)
- 障がいが理由で、昇進やキャリアアップのチャンスを失うことがない
などが挙げられます。
特に、障がい者であるということだけで、入社後の昇進やキャリアアップに影響が出ることは、非常に傷つき、モチベーションの維持も難しくなります。
クローズ就労では、そのような制限が無いことはメリットですね。
デメリット
クローズ就労のデメリットは、
- 職場で合理的配慮が受けられない
- 障害による困りごとを周囲に相談しづらい(精神的な負担も)
- 障害が周りに知られ、業務に支障があると判断された場合、業務から外される可能性がある
- 無理して働いてしまうこともあり、体調を崩すリスクが高まる(長期就労がしづらい)
- 通院や体調不良などで会社を休みづらい
などが挙げられます。
やはり障害を隠していることで、周りからの配慮を得られないことが問題を引き起こすようです。
また、ほとんどの企業では入社時健康診断があります。
クローズ就労をしようとしても、その健康診断で会社に障害が伝わってしまうケースも少なくありません。
とはいえ、企業も、従業員の健康状態を把握しておく「安全配慮義務」を果たす必要があります。
そのため、産業医や問診医へは「障害に関する体調はかかりつけ医にしっかり診てもらえている」ということをしっかり伝えるようにしましょう。
まとめ
今回は、就活・転職活動を行っている求職者が知っておきたい「オープン就労/クローズ就労」について解説しました。
どちらもメリット・デメリットがあり、表裏のような関係です。
ご自身がどのように働いていきたいのかを見直し、後悔の無い選択をしましょう!
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