歴史と風格あふれる名古屋城。その魅力を、誰もが安心して楽しめるように、気になるバリアフリー情報をまとめました。お出かけ前にチェックして、快適な名古屋城散策の計画にお役立てください。
1. まずは基本情報をチェック!割引制度も活用しよう
- 開園時間: 午前9時~午後4時30分(本丸御殿・西の丸御蔵城宝館への入場は午後4時まで)
- 休園日: 12月29日~31日、1月1日(催事等で変更の場合あり)
- 入園料: 大人500円、名古屋市内在住65歳以上100円(要証明書)、中学生以下無料
- 【重要】障がい者手帳等をお持ちの方へ:
- 各種手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳など)またはミライロIDの提示で、ご本人と付き添いの方2名まで入園無料になります。券売所で手帳をご提示ください。
2. 名古屋城へのアクセス:公共交通機関・車でのポイント
- 公共交通機関:
- 地下鉄名城線「名古屋城」駅 (7番出口): 徒歩約5分。エレベーターがあり、東門へのアクセスに便利です。
- 地下鉄鶴舞線「浅間町」駅 (1番出口): 徒歩約10分。正門にアクセスしやすいですが、エレベーター利用やルートは事前にご確認ください。
- 市バス: 「名古屋城正門前」バス停が便利です。ノンステップバスの運行状況は名古屋市交通局へお問い合わせください。
- 車でのアクセス:
- 駐車場: 正門前駐車場、二の丸東駐車場があります。
- 障がい者用駐車スペース: 各駐車場に設置されています。
- 【お得情報】駐車料金の割引: 各種障がい者手帳等の提示で、駐車料金が無料になります。駐車券と手帳等を係員にご提示ください。

3. 園内のバリアフリー状況:安心して散策するために
- 園路・通路:
- 主要な園路は舗装されていますが、本丸エリアへの坂道や一部砂利道もあります。車いすでの通行はおおむね可能ですが、介助者がいるとより安心です。
- 点字ブロックは、正門から券売所、本丸御殿入口付近などに設置されています。
- 【見どころ】本丸御殿:
- 入口にはスロープがあり、車いすでそのまま入場できます。
- 内部は段差なく観覧できますが、御殿内専用の貸出車いす(無料)への乗り換えが必要です。ご自身の車いすは入口で預かってもらえます。スタッフにお声がけください。
- エレベーターはありません。
- 【注意】天守閣:
- **現在、木造復元工事のため、天守閣への入場はできません。**工事完了時期は未定です。
- 再建後のエレベーター設置については未定のため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
- 西の丸御蔵城宝館(展示室):
- スロープとエレベーターがあり、車いすでの観覧が可能です。
- その他の施設(休憩所・売店など):
- 多くの施設で入口の段差が解消されているか、スロープが設置されています。
- トイレ:
- 多目的トイレ(バリアフリートイレ): 園内各所(正門横、二の丸東、本丸御殿入口横、西の丸御蔵城宝館内など)に設置されています。
- オストメイト対応設備やおむつ交換台を備えたトイレもあります。場所によって設備が異なるため、園内マップでご確認ください。
- 貸出サービス:
- 車いす・ベビーカー: 正門・東門の各案内所で無料貸出があります(予約不可、台数限りあり)。※本丸御殿内は専用車いすへの乗り換えが必要です。
- 介助・サポート:
- 介助犬(盲導犬・聴導犬・介助犬): 同伴での入園が可能です。
- 筆談対応: 各案内所などで対応可能です。
- 休憩場所:
- 園内各所にベンチが設置されています。屋根付きの休憩所もあります。

4. その他:知っておくと便利な情報
- 授乳室: 正門横休憩所、本丸御殿入口横トイレ内にあります。
- おむつ交換台: 各多目的トイレや一部の男女トイレに設置されています。
- AED: 主要な建物や案内所に設置されています。
- 園内マップ: 公式サイトからダウンロード可能です。多目的トイレの場所などの確認に便利です。
5. まとめ:快適な名古屋城訪問のために
名古屋城では、多くの方が楽しめるようにバリアフリーへの配慮が進められています。ただし、園内は広く、一部坂道などもあるため、時間に余裕を持った計画がおすすめです。
【お出かけ前の最終チェック!】
- 公式サイトで最新情報を確認: イベント情報や施設の利用状況などが変更になる場合があります。
- 体調管理: 無理のないスケジュールで散策を楽しみましょう。
- 必要なものを準備: 障がい者手帳、暑さ・寒さ対策グッズなど。
この記事を参考に、ぜひ名古屋城での素敵な時間をお過ごしください!

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